那賀町木材産業見学ツアーvol.3 〜「木材産業」「脱炭素」の視点から那賀町の未来を見つめます〜

初めての那賀町の木材産業見学ツアーとして、那賀町内の4ヶ所の木の製材・加工・体験の現場を巡らせてもらいました。
この那賀町で山々に生きる木々がどのように木材へ、製品へ、私たちの元へと生まれ変わっているのか。そんななかなか見知れないことを実際に見聞きして感じ取れるツアーだったのではないでしょうか♪

木にまつわる産業や脱炭素化した事業運営を盛り上げ、那賀町を推し上げていこうという思いのもと開催された本ツアー。
その締めくくりとして、那賀町林業ビジネスセンターにて参加していただいた皆さんに感想をお聞きしました。那賀町の木材産業の強みを見つけてくださったり、よりよいツアー開催へのアイデアを話してくださりワクワク!那賀町の未来を想う尊い言葉を紡いでお届けします○・°
ツアー感想まとめ
「那賀町は林業が盛ん」ということは知っていても、那賀町の林業や木に関わる産業のことを学ぶ機会はほとんどないのが現状です。現地やそこに携わる人に触れ、那賀町の木材産業の魅力を知った!という方は多くいました。
*経済産業政策局 企業行動課・富永さん
「普段、木材産業の現場を見る機会が少ないので、製材所の大型機械やその導入費用、設備回収といった経済的な側面に関心を抱きました。今回のツアーで林業全般への理解が深まり、那賀町内の木材産業におけるサプライチェーンの連携を見られたことは大変勉強になりました。今回得た知見は、経済産業省として中小企業を支援する際に役立てていきたいです」
*エイト日本技術開発・塩谷さん
「国の指標であるREPOS(全国・地域別の再生可能エネルギーの導入ポテンシャル情報や配慮すべき環境情報・防災情報等をデータや地図で可視化したもの)においても、那賀町は地域としての脱炭素ポテンシャルが高いと評価されています。2日間を通して木材産業そのものと木材産業を担う方々の能力の高さを感じたので、これらを脱炭素経営に結び付けることができれば素晴らしいと思います」
*那賀ウッド・川瀬
「木材産業を営む者同士が緊密に連携できることが、那賀町の魅力だと感じました。この地域の連携や背景のストーリーを発信すれば、町外の方々にも認知してもらえると思います」
*那賀町役場 林業振興課・横田さん
「木材産業の現場を実際に訪問することでその魅力が非常に説得力を持って伝わることを実感しました。ただ、魅力は人によって響き方が異なる可能性があるので、より効果的な情報発信の方法を検討していくべきだと思いました」
初めて知ることが多いツアーだからこそ学びの多い有意義な時間を過ごしていただけたようですね!
皆さんの話にもありましたが、この見学をより良いものにして公式ツアーとして形にしていくためにどうしたらよいかについてもアイデアを頂きました!
*エイト日本技術開発 環境エネルギー事業部・高荷さん
「工場見学は大いに盛り上がりました。今回のツアーを”大人向けの社会科見学”として、夏休みの帰省時期などに行えられれば、那賀町の木の魅力を効果的に伝えられるのではと思いました」
*阿波銀行 サステナビリティ推進課・青木さん
「これまで観光分野に携わってきて、補助金を活用したツアーの企画や運営の経験があります。今回のツアーでは木材産業の現場を肌で感じられる上に林業に関する知識を深めることができて、非常に内容が充実していると感じました。また、ツアー全体がほぼ時間通りに進行した点もよかったです。補助金を活用して今回のツアーを一般のお客様向けに商品化することは、那賀町のブランド力向上に貢献できると考えます。さらには、商品化しておくことで、将来的に視察の受け入れ依頼があった際にもスムーズに対応できる体制を整えられると思います」
*那賀町役場 にぎわい推進課・田中さん
「那賀町の住民でありながら初めて目にするものが多くあり、木材産業の現場を実際に見学することで林業の素晴らしさを改めて認識しました。外部への情報発信も重要ですが、町内にも林業の魅力や現状を知らない人がたくさんいるので今後は町内への情報発信にも力を入れられたらと思います」
*那賀町観光協会・岩川さん
「観光の観点から今回のツアーに参加しました。導入から30年以上経過した製材機から、最新のチップ製造機までを見学することができ、那賀町の木材産業の歴史を感じられました。学生向けの木材産業ツアーを企画すれば、学生にとっても非常に有益な学習機会になるのではないかと考えます」
*那賀ウッド・中村
「今回のツアーでは、林業や木材について初めて知ることが多くてとても楽しめました。木材関係の工場等だけでなく、自然を体験できるような機会が組み込まれていれば、さらに木材がどんな流れで作られているかを実感できそうだと思いました」
ツアー商品化への前向きな意見や、プランやターゲットを定めるための考えも教えていただきました。今後のツアー開催が楽しみになります!

ツアーを通じて、那賀町全体の盛り上げへ心を熱くされた方もいました。
*環境省四国事務所 脱炭素地域づくり専門官・大谷さん
「国は地方創生を進める手段として、脱炭素化や循環経済(サーキュラーエコノミー)を推進しています。地方が持続的に発展するためには、収益性の高い仕組みが不可欠になります。地域内で資源や資金が循環するだけでなく、外部から資源や資金を積極的に取り入れることで、より効果的な地方活性化が実現できると考えています。 今回のツアーで木材の流れを学んだことを踏まえて、例えば町民から回収したプラスチック製品をリサイクルして作る再生プラスチックを活用できたら、那賀町のブランド価値を高めることができるのではないかと思いました。今回のツアーを通じて、 環境省は地域全体での取り組みを推進していますが、那賀町ではすでに地域が連携してモノづくりに取り組んでいるんだなと理解できました」
*エイト日本技術開発 環境エネルギー事業部・大谷さん
「2日間を通して、地域活性化のポテンシャルをより具体的に感じました。脱炭素について理解を深めるための手段として、”脱炭素○×ゲーム”を行うのはどうか、というアイデアが昨晩出ました。例えばゲーム形式で Q:木材で作られた土木工事用の残存型枠は、脱炭素に繋がるか、Q:排熱を利用した木材乾燥手法は脱炭素に繋がるか、といった問題を提示できたら、既存の取組みと脱炭素を結び付けて考えやすくなるのではないかと考えたりもしました。現場の皆様からも、こういったゲームに使えるアイデアをいただけるとありがたいです」
*福永建築板金・福永さん
「那賀町が好きで、脱炭素経営をきっかけに地域を活性化させたいと考えています。那賀町には豊富な森林資源があるので、町全体を魅力的にPRしてまるでデパートやテーマパークのようにすることで移住者を呼び込むことができるのではないかと思っています」
町を活気づけようと意気込む熱い言葉がとても心強く感じられました!

「オーダーを受け付けておりますので、よろしくお願いします」とWoodBoardKUKUビルダー・高森さん。
ご意見タイムの最後のトリは、
*若杉木林加工組合・岡本さん
「建築業界に40年間携わってきましたが、今回のツアーで新しい意見やアイデアに触れたことで考え方がより柔軟になったと感じています。今後は他の分野の方々の知識や経験も参考にしながら、建築以外の分野でも木材を活用できる可能性を模索していきたいです。今回の取り組みをきっかけに、那賀町の木材産業を再び活性化させたいです」
さまざまな立場や目線からポジティブなご意見を受け取ることができました!
まとめ

これまで那賀町木材産業見学ツアーの様子をレポートしてきました。初めての開催でしたが、内容の濃い充実したツアーになったかと思います。
那賀町ウッド代表の庄野は「参加者の関心度が高く質問も多く飛び交い、木材産業への理解が深まったようでよかったです。事前に参加表明してくれた方以外にも、直前に参加を決められた方もいて。多くの方々に参加してもらえてよかったです!」と振り返っていました。
木材産業や脱炭素、那賀町を盛り上げていくにも、まずは知ることがスタートです。いろいろ聞きたい知りたい参加したい!これから我こそ力になりたい!という方おられましたら大歓迎です☆彡
ぜひ一緒にモリモリNAKAしましょう!


